Mar.29.2017
【卒園式のお洋服】母からむすめへ送るエピソード
松本市のソーイングコンサルタント
RaspberryGirl(ラズベリーガール)
オーナーの田川恵理子です。
今日は、長女の卒園式の洋服について。
後回しになってはいけないと、
1月には準備を始めたものの・・・
結局前日までかかってしまうことに;
早く準備を始めたことが、
帰って仇になってしまったんですよ;
当初は生地はコーデュロイの
予定でした。
何度もアップしたこの画像。
材料不足でこのまま
時間が1ヵ月半経過。
実は、探していたものがあって。
グログランリボンです。
もう、いろんな種類があって、
色もいろんな色があって。
太さも様々。
その中から長女のワンピースに
ぴったり合うものを探すのは
容易なことではありませんでした。
前身ごろのささやかなウエストの
カーブに添うような、柔軟性のあるもので、
かつ、フォーマルに適したリボン。
納得できるものが見つかるまで
実に1ヵ月半かかりました。
素材から色、太さを全て検証して、
そこからさらに、暖かくなってきた
ことから、生地をコーデュロイから
コットントゥジューに変更。
裁断からやり直しです。
一度「ん?」と思ってしまうと、
納得行くまでやらないと
気がすまない私です;
コーデュロイは今秋に♪
リバティパフの柄を選んだのは、
以前書きましたが、入園式のときに
履かせたスカートがこの柄だったからです。
思い出の投影。
これは手仕事だからこそできる
醍醐味だと思っています。
うまく画像が撮れなくて;
見えにくくてすみません。
リボンがとっても映えた
ワンピースになりました。
スカートの裾にも。
太さを統一するか否かで
かなり悩みましたが、細めを
縫い付けてみました。
リボンの太さが違うだけで、
かなり印象が変わってきます。
春めいて来たかと思えば、
卒園式の日の2日前には
雪が降り、かなり冷え込んだことから
式前日に、急遽、ワンピースに
合わせたボレロを仕立てることに。
ボレロのパターンがなかったので、
そこから;;
本当に間に合わないんじゃないかと
いうくらい、ぎりぎりでした。
どれだけ時間がかかったとか、
大変だとか、そういうことではなくて。
私ができる最大限のことを、
節目を迎えたむすめへ、やってあげたい
それだけです。
靴も揃えて、
髪は朝から大騒ぎして
アップにして^^
リボンは縫い付けました(笑)
そのときにしかできない
最高の晴れ姿を、
私自身の手で手がけたい。
そんな思いで、この日、
卒園式へ送り出しました。
この日に思い出したのは、
入園式の日のこと。
こんなに慌しくはなかったけど、
わくわくしながらスカートを縫ったこと、
靴を買ったこと、髪は長女が
したいようにショートにしたことなど
思い出しました。
ひとつひとつ、残っていくものですね。
記録も、記憶も、お洋服も、
全て残っていくもの。
後で見たときに、そのときの
「エピソード」が蘇るような、
そんなお洋服を作り続けたい。
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4月から春のお洋服に
取りかかります!
今回、むすめのワンピースを
仕立てる当たって仕入れた素敵な
グログラン、商品にももちろん
使っていきます。
ソーイングワークは、先日より
お話していますが、親子服のワーク、
また受注も承りたく思っています。
それから、昨年から小出しにしている
「あの柄」のワンピースの販売も。
少しずつサイトが春らしくなっていきますので、
楽しみにお待ちくださいね♪